サイトをしばらく運営しているとどうやっても月間入会者数、当月退会率、継月退会率のすべてが安定して変化しなくなる。つまりは潜在限界会員数も一定になる。従来通りのプロモーションやサイトの改良などの施策をいくらやってもあまり効果がなくなる。こういう状態をどう考えればいいかだが、ぼくはサイトがリーチ可能なユーザのすべてにほぼ知名度がゆきわたった状態であると思っている。つまりユーザ全員がこのサイトがどんなものなのか”知ってしまった”ということだ。どういうふうに知られてしまったかで、マーケット対象のユーザのどれぐらいの割合が会員になってくれるかが決まるわけだ。だから、会員ビジネスをやる場合は、顧客である会員の満足度だけじゃなく、いちどの顧客になったことのないユーザにどういうイメージを持ってもらうかというのが非常に重要だ。だから、認知を上げるためのプロモーションを安易にやってはいけない。下手に強力なプロモーションをつまらない中身でやってしまうと、未来の顧客を大きく失うことになる。サイトの将来性に自信はあるけど、今のサービスじゃまだそこまで到達していないような場合は、プロモーションをどこまで我慢するかというのは長期的な戦略では大切だ。ユーザ全員になんらかのイメージをもたれてしまった場合にそれを塗り替えるのはとても大変だ。